石巻桃生小学校花育

石巻桃生小学校「親子フラワーアレンジメント教室」のご報告

遅くなってしまいましたが、石巻「親子フラワーアレンジメント教室」のご報告をいたします。

11月16日夜2:00に車で東京を出発。7:00石巻に到着し津波被害のあった小学校を視察、そのあと会場である桃生(ものう)小学校に9:00前に到着しました。

別府丘先生

今回の活動は、石巻中心部及び沿岸地地域から、避難を余儀なくされた児童達が多く登校している、桃生小学校での花育授業。

花育インストラクター/フローリスト 別府 丘先生による花育教室で、生徒さん保護者の皆さん、先生、当スタッフ約50名で、貴重なひと時を過ごしました。

先生が子供たちに教えた「愛でる心」。子供たちのみならず、保護者の方もスタッフもそんな気持ちで花と向き合い素晴らしい時間を過ごしました。

花育・桃生のガーベラ 参加スタッフ

ガーベラ、リンドウ、カーネ、チース等自分の手元に配られた花材に子供たちは興味津々でした。
最初は初めて目にする花も、授業が終わる頃には男の子達もすっかり覚えた様で愛着がわいてた様に「愛で」ていました。

親子が別々の作品を作る事により、お互いをアドバイスしあったり完成品を見せあったりとコミュニケーションが取れていた。また、家で待つ家族にも見せたいと花によるコミュニケーションはどんどん連鎖していくのだと実感しました。児童はもちろんの事ですが、今回はお母さん方の方が心に響いたとの事。花と向き合い、花を子供に重ねて親ももっと成長しなきゃとおっしゃっていたそうです。

教室を計画してくださった藤原祐さんより、ご報告が届きましたので、転記させていただきます。

石巻桃生小学校「親子フラワーアレンジメント教室」のご報告

アレンジメント教室2012年11月16日 石巻市立桃生小学校にて学年PTA主催親子フラワーアレンジ教室を花の力プロジェクトさんの協力により開催させて頂きました。

石巻市立桃生小学校は震災による津波被害はないのですが、石巻市中心部及び沿岸地域から避難を余儀なくされた児童が登校しているという現状です。また、私は当時石巻市の沿岸地域に住んでいた事から、桃生小学校の様子については知らずにいましたが、担任の先生が仰るには震災時に通っていた児童達も想像を絶する揺れに泣き叫んでいたそうです。心には深い傷を負ったままという言葉を聞き、自分自身胸が苦しくなった事を今でも思い出します。

ここで、今回のフラワーアレンジ教室を企画したきっかけに触れます。
自分自身もガーベラの販売担当をしていますが父兄さんも同じ様に働いている方が多く、震災後においてもその仕事環境は変わる事なく過ごしているのが当たり前だと思います。震災があったから子供達と一緒にいる時間が増えている訳ではなく、心のケアがおろそかになっているのでは?子供達を向き合う時間が少ないのでは?という疑問とそういう環境から花を含めた植物から疎遠になっているのでは?という、ひょんなきっかけからフラワーアレンジ教室を考え、花が持つ癒す力(花の力)、普段は出来ない親子での共同作業により子供達の心のケアをしたいと依頼させて頂きました。

 アレンジ教室では、別府先生からは「知ってるお花の名前をあげてみよう!」の声と同時に手を挙げ、びっくりするくらい子供達からお花の名前が出てきた事に成長している事を感じた瞬間でもありました。
 先生が説明しながら作るフラワーアレンジも食い入るように見つめ、子供達は初めて見る花達に心躍る感じが分かるくらいでした。
用意されていた花材が配布され、児童達も父兄さん達も協力し合いながらお互いのアレンジ品を楽しく完成させていき、先生からお褒めの言葉を頂くと充実感と達成感を覚えた瞬間だったのではないかと思います。花育って初めて聞いたけど楽しいね♪なんて言葉も聞こえました。

教室の終盤、別府先生から「愛でる」という言葉がありました。
花を愛でる。同じ様に子供を愛でる。なかなか、そういう事を意識する事が少なかったように感じてしまいます。この花育を通して子供達が震災で負った心の傷が少しでも癒えたのなら、非常にうれしく感じますし、参加した親御さん達も深く考えさせられ、花を子供と重ね合いながら、子供の気持ちに向き合う時間や接する時間を大事したいという言葉を聞き、親子共々成長させられたと感謝しております。ありがとうございます。

長々となりました…。
今回の企画については東京と石巻という事もあり、準備が上手くいかず花の力プロジェクトの皆様には大変ご迷惑をお掛けしました。ご支援頂きありがとうございました。

藤 原  祐

生徒さん・保護者の皆さんからのうれしいお手紙

花育教室は11:30に終了。そのあと、今回の活動で大きな支援を頂いた、桃生のガーベラの生産者西條さんの圃場に。多くの支援活動をされている西條さんのガーベラハウス。愛らしいたくさんのガーベラの中で、情報交換をし帰路に着きました。

夜24:00東京に到着。

先日事務局に、生徒さん保護者の皆さんからの「親子フラワーアレンジメント教室」の感想や、お礼のお手紙が届きました!

お手紙

「花にも心があるということをぜったいにわすれません」
「花にはひとつもわるい心はないとおもいました」
「もっと花のことをしりたいです。またきてください」
「花の大切さなどがわかりました。それに今までしらなかった花もわかりました。ありがとうございました」
「私はだい名を(作品の)”命を大切に”という名前にきめました」

そこには、小学校3年生のみなさんの宝物のような言葉がありました。
保護者の方からも、数々のありがたいお手紙を頂きました。
本当に皆さん有難うございました。

ガーベラを提供してくださった、生産者をはじめ関係者の方々に感謝いたします。

授業の前に被害のあった地域を車で回りましたが、未だ潰れた車や家の瓦礫が所々に、高く積まれていて深い傷跡を実感しました。最近また、東北を震源とする地震が相次ぎ、被害にあわれた方の不安な気持ちを察すると胸が苦しくなります。まだ瓦礫の残る街で、最近も度々おこる地震に不安を抱えながら、それでも生活の為に前に進んでいかなければならない。「自分は独りでは無いんだ」という安心感を、花の力によって少しでも「ホッ」っとする瞬間を届けられたらうれしいです。

今年は、多くの方にご支援・ご協力頂き、ご縁のあったところへ「花の力」を届けに奮闘した一年でした。しかし、まだまだ「花の力」が必要なところはたくさんあります。

皆様、本年はご支援・ご協力頂き誠に有難うございました。心より御礼申し上げます。
来年も引き続き支援活動を行なってまいります。
より一層のご協力を賜りますようお願い申し上げます。

皆様にとって新しい年が幸多き年になりますように。